薬膳のキホン 気血水(気血津液)

薬膳の基本

「薬膳」では、
「気」「血」「水(津液)」というものが体内を巡っており、
そのどれかまたは全部が、不足したり滞ったりすることが、
身体の不調につながると考えられています。
(過多という場合もあります)

「気」とはわかりづらいものですが、
「エネルギー」のようなものと考えるといいかもしれません。

私たちの体内を、エネルギーがぐるぐる巡っていると想像してみてください。

元気いっぱい
活気に満ちている
気合が入る
英気がみなぎる
 ・
 ・

一方、エネルギーが不足したり滞っていたら・・?

覇気がない
やる気が出ない
意気消沈
気分がのらない
 ・
 ・

といったように、「気」に係るさまざまな表現があります。

朝起きてから、体調もメンタルも絶好調!
ヤル気に満ちて、サクサク仕事や勉強がはかどるわ~!
という日、ありますよね。

逆に、何をやってもはかどらない、とか、けだるい感じがする、といった具合に、
体のここが痛い、とか、ここが辛いというような具体的なことは特にないのだけれど、
何となく調子が悪いときもあります。

前者は、十分な「気」が滞りなく巡っていると考えます。
一方の後者は、「気」が不足したり停滞しているのかもしれないと考えるのです。

「気」の状態は、体調とリンクするときもしないときもあります。

「血」は血液です。
これが「気血水(津液)」の中でいちばんわかりやすいでしょう。

血液は、栄養や酸素を体中に送り届ける働きをしています。
もちろんほかにも、身体を守る大切な役割がいろいろあります。
血液の20%を失うと、生命の危険があるといわれます。

医学や科学の発達する以前の、薬膳の古い歴史の中でも、
「血」は重要なものだと捉えられてきました。

西洋医学でも、血液を調べると、体に起こっている不調などがよくわかりますよね。
血液は体調のバロメーターともいえそうです。

水(津液)

※「水」という場合もありますし「津液(しんえき)」という場合もあります。

「水(津液)」とは、体内にある血液以外の水分を指します。
では、どのようなものがあるでしょうか?

唾液、リンパ液、汗、尿・・・などが挙げられます。

これらは体を適度に潤わせる働きや潤滑剤のような働きをします。
もちろんそのほかにも、消化を助けたり、体温を調整したり、
さまざまな機能を持っています。

「水(津液)」に関する不調には、どのようなものがあるのでしょうか。

例えば、大腸に潤いが不足した場合、便秘になるのは想像しやすいですが、
さらに、免疫が落ちるとも考えられているのです。

「水(津液)」のめぐりが悪くなり滞っている状態に「むくみ」もあります。
むくみは、冷えを誘発したりしますね。
その裏には大きな病気が隠れていることもあります。

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陰陽で考えた場合、「気」は陽、「血」「水(津液)」は陰と分類します。
陰陽についてはこちらをどうぞ。

 

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