私が大学を出て就職したのは、もう35年くらい前のことです。
私の周りは、一般企業に就職する学生が多くを占めていました。
そんな中私は、一応SEということで採用され、
コンピューター関連の会社で働き出します。
インターネットが一般に普及する前のことです。
まだITということばもありませんでした。
ときはバブル。
社会中が浮き立っていました。
下っ端のぺいぺいだけど、お給料をいただいて、
飲み会だテニスだスキーだ旅行だブランドバッグだと楽しんだものです。
入社して数年後、結婚してからは共働きの生活が始まりました。
(それをDINKSと言いましたね・・Double Income No KidS の略)
当時は「転職」というのは悪いイメージがありました。
会社を辞めるのは、ひとつのところに勤め続けられない人、
という見方をされたのです。
今なら「何言っちゃってんの?」という価値観だったのですね。
終身雇用、年功序列が当たり前でした。
ステップアップのため、とか、別の業界で働きたい、とか、
プラスの意味での転職は、年配の人には理解されづらい時代だったのです。
でも少しずつ良い意味での転職をする人が増えてきました。
私は最初に入った会社で7年弱働き、転職のために退職しました。
次の会社を決めずに退職しても、求人の多い時代だったのです。
が・・
会社を辞めて間もなく、第一子を妊娠します。
結婚や出産を機に会社を辞める女性が多かった時代、妊婦である私が、
新たな会社に入ることはかなり困難でした。
それからしばらく専業主婦という立場になります。。つづく