薬膳では、春の味覚のキーは酸味なのですが、
もうひとつ、春に覚えておきたい味があります。
立春あたりから
野菜売り場に
春の香りを楽しむ食材が並び始めます。
どれも独特に苦味があって
とても美味しいものです。
「春の皿には苦味を盛れ」とは・・
動物は食物のとりにくい冬場に備えて
秋の終わりから冬の初めにかけて
たくさん食べて体に蓄積します。
今の日本は食材が豊かなので
そんな必要はないのですが
長い歴史の中で
こんなに食物が豊富になったのはつい最近のこと。
人間も動物ですから
冬の間は食べたものを体に貯め込んでいるのです。
これを書いているのは早春ですが
今の私たちの体には
余分に貯め込んだものがいっぱい!(いや~)
でも嬉しいことに
この時期に採れる山菜類の持つ苦味は
脂肪などの余分なものを
流してくれる効果があるといわれているのです。
自然はその時期にあったものを供してくれます。
素晴らしいですね^^
つまり冬の体をデトックスして
春の体に変えていく。
それがこのタイトルの意味なのです。
ふきのとう(蕗の薹)
たらの芽
ウド(独活)
こごみ
うるい
菜の花
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自然の恵みをいただきましょう^^