【エピソード】スズナ(春の七種)

ハーブ・薬膳

スズナ

【名称】スズナ
【学名】Brassica rapa
【別名】カブ、カブラ
【英名】Celery cabbage、Turnip

野菜でおなじみのカブ(蕪)である「スズナ」は、
ヨーロッパ、中央アジア原産の、
アブラナ科カブ属の多年草です。

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スズナというのは、野菜のカブのことです。
冬においしい野菜の代表格のひとつですね。

漢字では「菘」「鈴菜」とも書きます。

「鈴菜」というのは、根の形が鈴に似ていることから、
そのようにいわれるようになったとか。
鈴は、神社の拝殿の鈴など、神様を呼ぶもので、
スズナが春の七草に選ばれた由来ともいわれています。

また、中国名では「諸葛菜」といいますが、
これは、諸葛孔明が戦陣で植えさせたということからつけられたそう。
スズナは、
苗の頃も、葉も、また、もちろん太った根もおいしく食べられ、
よく成長し、栄養価も高いため、特に好んだそうです。

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スズナは、
縄文時代、あるいは、弥生時代に中国から渡来したといわれます。

平安時代初期の『延喜式』(701年)にも、
スズナに関する記載があります。

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スズナには、

・整腸作用
・便秘防止
・健胃効果
・食欲増進

など、胃腸を整えるほか、解熱効果もあるといわれます。

また、そばかすを予防するとも言われますが、
これは、白くなりたければ白いものを食べる、
という、中国の考え方でもありますし、
ビタミンCを多く含むから、という意味もあります。

精神面では、心の安定といった、リラックス効果も期待できます。

ビタミンC、ビタミンK、カルシウム、鉄分といった、
ビタミン・ミネラルの補給にも優れた食材です。

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万葉集に、
「食薦(すごも)敷き あをな煮持ち来(こ) 梁(うつばり)に
 行騰(むかばき)懸けて やすむこの君」
という歌がありますが、
ここでいう「あをな」は、スズナをさしているそうです。

また、小林一茶は、
「おく霜の 一味付けし 蕪(かぶら)かな」
という句を詠んでいます。

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スズナの花言葉は ・・・ 慈愛

冬に栄養をもたらしてくれるということでしょうか。

 

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