【エピソード】ローズマリー

ハーブ・薬膳

ローズマリー

【学名】Rosmarinus officinalis
【和名】マンネンロウ・迷迭香(めいてつこう)

地中海沿岸地方を原産とするこの有名なハーブは、
シソ科マンネンロウ属の常緑小低木です。

学名のRosmarinusは「海のしずく」という意味のラテン語で、

これは、
海岸沿いに好んで成育し、
海のような青紫色の小さな花をつけるローズマリーの名前の由来ともいわれています。

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ローズマリーは、
「聖母マリアのバラ」(ローズ・オブ・マリア)という別名でも呼ばれます。
迫害を受けて逃亡中のマリアが、
休憩の時に、自分の青いマントをローズマリーの上にかけたところ、
それまで白かったローズマリーの花が、青く変わったという話も伝えられています。

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ヨーロッパでは古くから、
悪霊を近づけないための「魔よけ」としてローズマリーを使っていました。

エジプトのファラオの墓から、ローズマリーの小枝が見つかっています。
古代ギリシア・古代ローマでも、ローズマリーの小枝を燃やして、
宗教儀式の薫香として使用していました。
ギリシャ・ローマ人は、
ローズマリーを結婚式や葬式などの大切な儀式の時に用いており、
現在でもその習慣が残っています。

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ところで、アルコール性の香水は、
14世紀にはじめて蒸留されたといわれていますが、

その世界最古の香水のひとつ「ハンガリーウォーター」は、
ローズマリーを主原料としたものです。

ハンガリーの僧院で作られ、
リウマチの痛み止めとして王妃エリザベートに献上されました。

王妃が、このウォーターを洗顔・入浴・化粧などに用いたところ、
持病の痛みもすっかり治ったうえ、
70を超える高齢だったにもかかわらず、
若さをとりもどして、ポーランドの国王に求婚されたとか・・・!
そこからハンガリーウォーターは、
「若返りの水」とも呼ばれるようになったということです。

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シェークスピア「ハムレット」第4幕第5場。

オフィーリアが「忘れないでというしるしよ」と、
ローズマリーの枝を差し出すシーンがあります。

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ローズマリーの花言葉は・・
思い出 記憶 忠節 愛 永続的友情

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