【エピソード】ナズナ(春の七種)

ハーブ・薬膳

ナズナ

【名称】ナズナ
【学名】Capsella bursa-pastoris
【英名】Shepherd’s purse
【別名】ペンペングサ、シャミセングサ、セイサイ

ペンペングサでおなじみの「ナズナ」は、
アブラナ科ナズナ属の一年草です。

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ナズナは、有史以前に大陸から渡来したと考えられています。

平安時代から、七草粥に入れて食べられ、
また薬用としても利用されてきました。

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「ナズナ」の名は、

 ○「撫菜(ナデナ)」(愛でる草という意味)から転じた、
 ○「夏無(ナツナ)」(夏になると枯れること)に由来する、

といったような語源の説があります。

「ペンペングサ」は、
果実が三味線のバチによく似ていることから言われるようになったそう。

子どもの頃、この果実を下に少し剥いて、
軽く降ると「シャラシャラ」と音がするのが好きでよく遊びました。

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ジオスミン、ロビネチン、グルコサミン、コリン、アセチルコリン
などの成分を含み、

・消化促進
・利尿作用
・解熱効果
・止血
・血圧降下
・視力改善
・腹痛緩和
・目の充血の改善

などが期待されます。

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ペンペングサが使われる言葉として、

「ペンペングサが生える」
 ナズナが荒廃した土地でも育つことから、
 荒れ果てた様子を示す。

「ペンペングサも生えない」
 荒れた土地でも育つナズナも生えないことから、
 何もない状態をいう。
 ○○が通った跡にはペンペングサも生えない、など、
 揶揄の表現。

などがあります。

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芭蕉の句に、
「よく見れば なずな花咲く 垣根かな」
とあります。

また、江戸時代の「七草囃子」には、
「なな草ナズナ、唐土の鳥が日本の土地へ渡らぬ先に」
と唱えながら、ナズナを刻んだ。
と記されていて、
江戸時代には普段の食卓にも登場していたことがうかがえます。

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ナズナの仲間の「タネツケバナ」は、
ナズナよりもさらによく生える草で、

スーパーなどで売られている春の七草パックには、
ナズナの代わりにタネツケバナが入っていることもあるとか。

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ナズナの花言葉は ・・・ あなたに全てをお任せします

英名「Shepherd’s purse(羊飼いの財布)」から、
財布を預ける、という意味に転じたのが由来のようですよ・・

 

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