【七十二項】霞始靆(かすみはじめてたなびく)

2022年は、2/24~2/28が「霞始靆(かすみはじめてたなびく)」の期間です。
(年によって多少のズレが生じます)

雨水」の次候、「霞始靆(かすみはじめてたなびく)」とは、
山や野の風景が霞によってぼんやりとする時期をいいます。
この「ぼんやり」を趣ととらえるのが、日本人の心豊かなところだと思います。

霞に似た言葉に、靄(もや)や霧(きり)があります。
靄と霧は気象用語で、「大気中の水蒸気が微小な水滴がとなって浮遊し、
視界が悪くなる現象」だそう。
ふたつの違いは視程距離で、視程1km未満の状態を「霧」、
1km以上10km未満を「靄」と呼ぶのだとか。

一方「霞」は気象用語としてはつかわれません。
視界がぼやけている状態をいい、水分以外のものが浮遊しているときにも
用いられる言葉だそうです。

尚、俳句では「霞」は春の季語、「霧」は秋の季語です。
霞は「たなびく」といい、霧は「たちのばる」といいます。

日本語は美しいですね。

★ステキな文字は
 アート書家・堀内景子さん
 の作品です。

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